ロウソク足やチャートパターン分析は初心者には難しい
FX入門書籍に書かれているテクニカル分析の基本的な内容として、ロウソク足やチャートパターンがあります。
ロウソク足にしても、チャートパターンにしても、為替レートの動きを可視化しているので、読み取れるようになればFX取引をする上で役に立つツールです。
例えば、レートを眺めていると横ばいが続いている。でも、チャートを見ると下ヒゲの長いロウソク足が連続している、逆に上ヒゲの長いロウソク足が連続している、その後の値動きの予測はそれぞれ全く違うものになります。
ただ、初心者が使いこなすのは難しいテクニカル分析かもしれません。なぜなら、移動平均線のクロスや売られすぎ買われすぎを見るRSIなど数値で判断できるものと違い、形状から自分自身で判断しなければいけないからです。
チャートがWの形になり、ダブルボトム形成で上昇するだろうと思っても、再び下落、レンジ相場が継続して高値で買ってしまった……。ということを経験しているかもしれません。
売買シグナルの中でも「チャート形状分析」は、チャートパターン分析に入ります。機関投資家やディーラーが使う分析手法なので有効なのだと思いますが、これだけを使って取引するのは初心者には難しいんじゃないでしょうか。
個人的には、例えば一目均衡表のように現在の水準を判断するもの、大きなトレンドを判断するものとして、チャートパターン分析はあくまでも分析の補助的な位置づけで利用したほうが良いかと思います。自分の見立てでは上昇しそうだけどチャート形状分析では売り予想が多い場合は、取引を控えたり、損切りを早めたりといった感じで使えば有効に使えそうですね。
2012年1月5日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:テクニカル分析入門
テクニカル分析派も重要経済指標・イベントを押さえておくべき
テクニカル分析の最たるものがシステムトレードだと思います。個人の感情を一切排除して、テクニカル分析による売買シグナルに従ってトレードするわけですから、完全にテクニカル分析オンリーと言えるでしょう。
どうして経済指標・イベントを押さえておくべきなのか
どうして経済指標や経済イベントを押さえておかなければいけないのか。それは、経済指標などによる突発的な値動きがテクニカル分析の弱点だからです。
昨日、日本政府・日銀による円売り介入が実施されましたが、この時の動きを考えればわかります。介入前はドル円は戦後史上最安値を更新してはいましたが、76円台の小幅レンジで推移していました。
このレンジ相場では有効に機能していたテクニカル分析はカウンタートレンド、つまりトレンドと逆方向にポジションを持つ逆張り手法でした。そのため、介入で一気に大きな損失を抱えてしまった人も少なくありません。
でも、トレンドフォロー型のテクニカル分析だと介入でもしっかりと利益をとれたはずと思う人もいるでしょう。しかし、少なくとも小幅のレンジで推移していたので、この時にトレンドフォロー型のテクニカル分析は通用しなかったと思います。トレンドフォローだと、基本的に反転してしばらく経ってからトレンドを確認してシグナルが発生します。サインが発生する頃には逆方向に動いてしまい、負けトレードが連続するという結果になったでしょう。
このように、重要指標やイベントによる大きな値動きに対処できないのが、テクニカル分析の弱点なのです。
重要経済指標・イベントにどう対応すれば良いのか
「FXで重要な経済指標や経済イベントを押さえる必要があるのはわかった。じゃあ、どうすれば良いの?」
簡単です。重要イベント前にはポジションを持たないようにすれば良いのです。つまり、自動売買システムの場合は一旦システムを停止する。売買シグナルを利用している場合はシグナルが発生しても取引はしないようにします。
途中で自分の考えで止めてしまうとシステムトレードにならないとも言えます。しかし、システムトレードの成績に大きな振れが生じうるこういった場面では取引を避けたほうが賢明です。大きな含み損となっていても反対売買のシグナルがでない限りはポジションを持ち続けてしまうプログラムもありますから、自動売買システムの場合は特に避けたほうが良いと思います。
注意していても避けられないものもあります。例えば、各国政府や中央銀行関係者といった要人の発言は避けられません。しかし、米雇用統計やFOMC、G20といったFX取引の中で重要イベントと位置づけされている経済指標・イベントは、あらかじめ発表日時、開催日程がわかっています。
為替相場と長く付き合っていくためにも、システムトレードを行なう場合でも重要指標・イベント前には取引をしないという一定のルールを組み入れることを個人的にはお勧めしたいですね。
2011年11月2日 | コメント/トラックバック(0) |
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