自動売買システムを利用する際の注意点
サブプライム問題以降、スワップポイント狙いのトレードをメインに行なっている人は減りました。各国の政策金利が低くなり、スワップポイントによる収益性が低下したためです。さらに、リーマンショックなど方向性の掴みづらい相場環境が続いていることから、自動売買システムを利用する人が増えています。
特にFX各社が簡単にシステムトレードができると謳っていることもあり、初心者の方で利用する人が多いようですね。確かに、売買プログラムを選べば自動で取引を行なってくれるので、簡単と言えば簡単。しかし、利益を出していくためには、最初に選ぶだけで良いというわけにはいきません。
通用し続ける取引手法・売買プログラムはない
実際にはあるのかもしれません。ただ、そんな取引手法は本当に一握りもないでしょうし、基本的には通用し続ける取引手法、売買プログラムはないと考えたほうが良いです。
簡単な例を挙げると、大きく一方的に動き出した時にトレンドに沿う形で利益を狙う順張りの売買プログラムがあったとします。上昇でも下落でも一方的に動きのある相場では順調に利益を積み重ねるでしょう。しかし、現在の米ドル円相場のように狭いレンジで停滞する相場になってくるとパフォーマンスは低下すると思います。
このように、相場状況に応じてうまくマッチする取引手法、マッチしない取引手法が出てくるものです。そのため、自動売買システムを利用する場合は、複数の売買プログラムでポートフォリオを組んでカバーし合いながら安定した運用をするようにしますし、定期的にメンテナンスを行なうのです。
自動売買は定期的なメンテナンスが必要
メンテナンスといっても自動売買システムの調子を調べるわけではありません。自分の取引口座のメンテナンスをするということです。
どういうことかというと、稼動している売買プログラムの成績をチェックして、成績が思わしくないものは外す、他のプログラムで好調なものを組み入れるといった作業を行ないます。
プログラムを選んだ時のデータ通りにいっていない場合は、思い切って外しましょう。確率的に今までマイナスのぶん、プラスに転じる可能性もあります。ただ、あくまでもバックデータは過去のデータ。完全に現在の相場と合わずにマイナスを続ける可能性も考えられるので、収益や勝率がバックデータの数値とかい離している場合は使わないほうが賢明です。
メンテナンスを行なう際に難しいのが、現在の低調な成績は確率的に十分あり得るのではないかという場合。
バックデータの取引回数が1,000回で勝率90%の売買プログラムを使っていて、10回取引した時に勝率30%だった場合は、バックデータとのかい離が大きいからプログラムを外すと判断して良いと思います。ただ、バックデータの取引回数が50回で勝率40%、ただ収益は高いプログラムを選んだ場合は、10回取引して勝率が30%でも判断に困ります。バックデータの誤差の範囲内として十分考えられますから。現在損失が出ていたとしても、当面判断がつかないから使い続ける必要があります。
このように、少ないバックデータから判断して売買プログラムを選んでしまうとメンテナンス時に困ることになるので、できるだけ十分な取引回数をこなしているバックデータの売買プログラムから選んだほうが良いでしょう。
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2011年10月18日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:自動売買