FXでシステムトレードが可能なフリーソフト

FXでシステムトレードを行うことができるフリーソフトといえば、「メタトレーダー」ですね。

メタトレーダーはロシアのMetaQuotesSoftware社製の取引ツール。以前は国内で提供しているFX会社はほとんどありませんでしたが、最近は増えてきました。FXトレード・フィナンシャルなどが提供しています。

 

自動売買が可能なフリーソフトのデメリット

メタトレーダー。そして、フリーソフトとはちょっと違うかもしれませんが、無料で使える「ミラートレーダー」。

自動売買を無料で行うことができる代わりに、デメリットがあります。それは、スプレッドが広いということ。通常のFX口座と見比べるとわかりますが、結構違います。

どうしてなのかというと、利用料をスプレッドに上乗せしているからです。通常のFX取引と同じように見かけ上は手数料・利用料無料としていますが、実際は見えない部分でFX会社は収益を得ています。

とはいえ、自動売買のバックテストデータは、このスプレッドでシミュレーションしていますから、利益を上げているストラテジーであればそれでも良いんですけどね。ただ、こういうデメリットがあるので、シンプルなストラテジーで売買頻度も高くないようであれば、自分で取引したほうがスプレッドが狭いぶんパフォーマンスが向上します。

 

メタトレーダーのメリットとデメリット

では、メタトレーダーのメリットは何なのかというと、カスタマイズ性が高いということ。

他の人が公開しているストラテジー(EA)を簡単に使えますし、カスタマイズされた特殊なインディケーターを利用することも簡単にできます。これはシステムトレードだけでなく、裁量トレードにも言えるメリットですね。

それに、チャートをメインに設計されているので、チャートツールとして使いやすい。表示しているインディケーターはそのままに、通貨ペアや時間枠はすぐに切り替えられますし、自動売買だけでなくバックテストを行うことも可能です。

スプレッドが広いというデメリットがあるので、自作のストラテジーでシステムトレードを行うためのバックテスト用と考えても良いかもしれません。あくまでも、ストラテジーの検証用ツールとして使う感じですね。

自作するにはプログラミングの知識が必要で、初心者には敷居が高いというデメリットもあります。誰にでも門戸を開いているフリーソフトではありません。

 

ミラートレーダーのメリットとデメリット

ミラートレーダーのメリットは、とにかくストラテジーが豊富に用意されていることでしょう。FXトレード・フィナンシャル『オートFX』は300種類以上、インヴァスト証券『シストレ24』は500種類以上のストラテジーがあります。

情報が見やすいこともメリットですかね。自動売買もできるのではなく、自動売買専用のフリーソフトなので、バックテストデータなど情報閲覧しやすく、初心者でも使いやすいと思います。

 

コストが高くても、使いやすいフリーソフトを使う

慈善事業ではありませんから、無料と言っても無報酬で提供しているわけはありません。微々たるものとはいえ、見えない部分で収益を上げているのです。

これを聞いて、「じゃあ、もったいないから使うのをやめよう」と思う人がいるかもしれません。でも、利益を上げることができるのであれば、使うべきです。

システムトレード以外にも言えますが、必要経費はかけないといけません。会員制のニュースサイト。テクニカル分析で取引しているのであれば必要ありませんが、ファンダメンタル分析で取引しているのであれば契約を検討しても良いでしょう。

コストが高いとはいえ、有料サービスに比べるとフリーソフトのほうがコストはかかりません。個人的に有料サービス利用については慎重派です。FX会社のシステムトレードが可能なフリーソフトは、利益が出ると思うのであれば、活用するべきかと思います。

自動売買システムと裁量トレードを併用する

自動売買システムと裁量トレードを併用する。私もそうですが、FXをこういうスタイルで取引している人が多いんじゃないでしょうか。

これには、良い部分と悪い部分の両方あります。個人的には良い部分のほうが多いと思います。

悪い部分「資金効率が悪い」

資金を分けることは悪い部分。分けることで資金効率は間違いなく悪くなってしまいますからね。

常に口座内の証拠金をフルに使って取引するかというと、そうではありません。それぞれの取引口座で十分な余剰金額を確保しておくと、使われない資金が多くなります。

特に、自動売買システムは、資金効率が良くありません。

例えば、最大ポジション数が4つのストラテジーを選ぶ場合。1つのポジションを1万通貨としても、少なくとも4万通貨のポジションを維持して、ロスカットされることなくシステムが稼働できる資金、米ドル円だと維持証拠金約13万円+αが必要になります。

でも、常に4つのポジションを保有するわけではありません。いつ見ても1つしかポジションを持っていない、シグナルがあまり発生せずに取引していない時のほうが多い。自動売買システムの取引口座内の証拠金がタンス預金状態になることも多々あります。

良い部分「分散投資できる」「時間効率が良い」

良い部分は、分散投資を行うことができること。そして、時間効率が良いことが挙げられます。

自分とは違う取引手法や、裁量トレードでよく取引する通貨ペア以外の通貨ペアを選ぶことで、リスクの分散が図れます。意外と自分の取引手法は似通ってしまいますからね。

また、自動売買は24時間フルに取引で使えます。1日3時間しかトレードできなかった人は、それ以外の21時間もトレードすることが可能。

自動売買が裁量トレードと同じようなパフォーマンスであれば、裁量トレードのレバレッジを低くして、精神的にゆとりを持つこともできますね。精神的に余裕が出れば、無茶なトレードを避けることができますし、裁量トレードにも良い効果がでるんじゃないでしょうか。

併用することで得られる経験値が何倍にもなる

自動売買にしろ、裁量トレードにしろ、資金管理は重要です。自動売買の経験が裁量トレードに生き、裁量トレードの経験が自動売買に生きる。

今までは裁量トレードで1日3時間しか取引できなかったのが、自動売買を併用することで1日27時間取引できることに。単純に時間で考えると、9倍の経験値が得られます。

そういう点でも、自動売買システムと裁量トレードを併用することは良いんじゃないでしょうか。

ただし、少ない資金を無理やり2つに分けると、それぞれの取引口座で資金管理を行いづらくなります。裁量トレードは1,000通貨単位で行うなど、工夫が必要ですね。

2012年2月22日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:自動売買

メンタル面が弱い人はシステムトレード

最近、自動売買の紹介記事をよく目にします。当ブログもそうですね。

そもそもシステムトレードは、自動売買だけではありません。売買シグナルもそうですし、あらかじめ決めている取引ルールに基づいてのトレードは、自分自身で分析・売買してもシステムトレードです。

システムトレードをおこなうメリットの1つに、メンタルに左右されないことが挙げられます。

取引ルールに従って淡々とトレードできる

例えば、会社で嫌なことがあって、イライラする……。こんな時にトレードをすると、負けてさらにイライラ。さらに無茶なトレードをして、損失が増える。こんな悪循環におちいってしまうことがあります。メンタル面がトレードに及ぼす影響は、決して小さくはありません。

そんな負の感情がまとわりついている時でも、システムトレードの場合はあらかじめ決めている取引ルールの指示でトレードするので、メンタル面は影響しません。

システムトレードは、メンタル面が弱い人に向いています。しかし、システムトレードを感情的に変更しないことは、肝に銘じておく必要がありますね。

システムトレードは、メンタル面の影響を受けません。でも、システムトレードを使う部分については、メンタル面が影響する可能性があります。決済のシグナルが発生したけど、損失確定になるから無視する。含み損が増えてきたから、シグナルが出ていないけどナンピンする等々。

システムトレードの中でも自動売買

売買シグナルやテクニカル分析によるトレードを自分の思惑で途中変更したことのある人は、まず自動売買を利用すると良いでしょう。

売買シグナルなど自分自身で注文する形のシステムトレードの場合、取引ルールに従わないことは簡単にできます。自動売買の場合は、分析だけでなく注文も自動で行うので、他に比べて取引ルールに従うことができるんじゃないでしょうか。

とはいえ、自動売買だと、完全に自分のメンタルに左右されないわけでもありません。FXトレード・フィナンシャルの『オートFX』のように、自分で決済できる機能が付いている自動売買システムもあります。つまり、「こんなに含み損が出たらまずい」と途中でトレードを終了させることができるのです。

自動売買システムでも、自分で取引ルールを曲げてしまう……。その場合は、難しいですよね。おそらく、経験不足からくるメンタル面の弱さかと思うので、どういうルールを利用しようと、まずはトレードの回数をこなすことが大切ですね。

トレードの回数をこなすことで自信をつけて、メンタル面を強くする。自信をつけるために、売買シグナルを利用して勉強しながらトレードするのも良いかもしれません。

売買シグナルを自作する場合の検証方法

売買シグナルを自作する場合、どの作業が大変になるんでしょう?おそらく検証作業だと思います。

元となる取引手法を考えることは、チャート上にテクニカル指標を表示して、ザックリと仮説を立てることができます。この指標の組み合わせが良さそうだとか、この数値を変えたら良いんじゃないかとか。仮説で良いので、チャートがあれば可能です。

でも、検証作業(バックテスト、フォワードテスト)はザックリではいけません。

取引数回であればチャート見て、レートを確認して、バックテストできるかもしれません。データの信頼度を高めるために、数十回、数百回のバックテストをこなしたいので、一つずつ手作業で調べていくのは非現実的。

どのように検証作業を行えば良いのか?エクセルを使うか、取引ツールを使うかですかね。

エクセルを使って検証する

エクセル関数で計算式を入力、時系列データを貼り付ければトレードのシミュレーション結果が得られる。私は、ずっとこの方法で検証していました。売買シグナルというか取引手法を構築するためだったのですが、同じことです。

足し算、引き算、掛け算、割り算。それに条件式(IF関数)を組み合わせれば、オーソドックスなテクニカル指標の取引手法は、ほぼテストできます。

思いの外難しくないとは言え、エクセルをほとんど使ったことのない人は、「じゃあ、エクセルを使ってみよう」とはならないでしょう。そういう人は、バックテスト機能の付いた取引ツールを使うと良いんじゃないでしょうか。

バックテスト機能の付いた取引ツールで検証する

セントラル短資の『クイックチャート・トレード』とマネーパートナーズの『HyperSpeed NEXT』は、バックテスト機能が付いています。セントラル短資の『クイックチャート・トレード』には、自動売買機能も搭載されました

両方とも、あらかじめ移動平均線のクロスなどいくつか条件が用意されているので、初心者でも使い方は難しくありません。使いたいテクニカル指標の条件を選択して、数値を設定。複数のテクニカル指標、取引条件を組み合わせることも可能です。

さらに、それぞれ作成した売買シグナルをチャート上に表示することができます。今使っている取引手法がメジャーなテクニカル指標で、シンプルであれば、その取引手法で売買シグナルを作成すれば、チャート上にエントリーポイントを表示させることも可能。

バックテスト機能の付いた取引ツールのほうがエクセルで検証するよりも簡単に検証することができるので、試してみると良いですよ。

2012年2月17日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:売買シグナル

ストラテジーは収益率を見る?獲得pipsを見る?

自動売買のストラテジーがどのぐらい利益を出しているか。それを知るには、収益率か損益(獲得pips)を見ますよね?

収益率でも損益(獲得pips)でも、自分にとってわかりやすいほうを選べば良いでしょう。ただ、どちらのデータを見るにしても数字が意味するものを把握しておく必要があります。

どの数字を使って計算しているのかを知ることは大切です。FX会社によって、同じ言葉を使っていても、計算式が違っていることがあるので。

収益率を参考にする場合の注意点

収益率は、何に対する収益の割合かで数字はまったく違ってきます。必要証拠金なのか、固定した運用資金に対してなのか。

例えば、インヴァスト証券は最近、収益率の計算式を変更しました。基本の計算式は、「選択期間の総損益 / 推奨証拠金」と変わっていませんが、推奨証拠金の計算方法が変わりました。

【旧】
(1ポジションあたりの必要証拠金額 × 最大ポジション) + (最大ドローダウン × 2)

【新】
(1ポジションあたりの必要証拠金額 × 最大ポジション) + (最大ドローダウン × 2)
 1ポジションあたりの必要証拠金額 × 2 × 最大ポジション
 いずれかの大きい金額

この計算式は、自分で計算をする人にとってはわかりづらいかもしれません。でも、初心者が実際に運用する場合には参考になると思います。現実的に運用できる資金で計算されているので。ただ、収益率の数字自体を参考にするならば、推奨証拠金で運用しないと数字自体に意味をなさなくなってしまいます。注意しましょう。

損益(獲得pips)を参考にする場合の注意点

獲得pipsを参考にする場合、1番注意しなければいけないことは円換算されていないことです。

例えば、獲得pipsが同じ米ドル円(USD/JPY)とユーロドル(EUR/USD)のストラテジーがあるとします。それぞれ、1ヶ月で1,000pipsの利益。

同じだけ利益が出るのかというと違います。獲得pipsなので円換算しないといけません。1万通貨だと、米ドル円は10万円の利益。1ドル=78円の場合、ユーロドルだと7.8万円の利益となります。

今だと、ユーロドルなどドルストレートだとクロス円の8割ほどになります。つまり、1,000pipsの利益を出しているユーロドルのストラテジーと、800pipsの利益を出している米ドル円のストラテジー。勝率や最大ドローダウンが優れていれば、米ドル円のストラテジーを選んだほうが良い場合もあります。獲得pipsで比べる場合は、円換算して比べるようにしたほうが良いでしょう。

どちらでも自分で計算する必要がある

収益率の場合は、計算式の分母になっている資金が運用資金と同額でないとわかりづらい。一方で、獲得pipsの場合は、円換算する必要があります。

実際に運用する場合は、どちらにしろ自分自身で計算する手間が発生してしまいます。ただ、どちらもそれほど複雑な計算は必要ないので、利用する自動売買システムにあわせて対応するだけかなと。いずれにしろ、考え方は知っておいたほうが良いでしょうね。

ちなみに、インヴァスト証券はサイト上では収益率と獲得pips、両方紹介していますが、『シストレ24』の取引画面内では、獲得pipsだけです。ひまわり証券の『エコトレFX』は、サイト上、取引画面ともに獲得pipsだけです。

2012年2月16日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:自動売買

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